カーレース


ゲーム名称カーレース (CAR RACE)
メーカー株式会社 グッド・メガ
製造年平成12年頃 (2000年)
本体寸法幅:580mm、奥行:500mm、高さ:1450mm
重量32kg
使用電源AC100V 50/60Hz
消費電力67W
コインセレクター(10円)自社製

カーレース

 見たとおり「新幹線ゲーム」タイプのゲームであるが、 このゲームの大きな特徴は、盤面が二重構造になっている点である。 二重構造の表面は10円を横方向に弾く構成で、裏面は縦方向に弾く構成になっている。
 ゲーム内容は、投入した10円硬貨を、 アウト穴に落とさない様にレバーで弾いて、ゴールを目指す。 途中の大あたりコースを通ってゴールに入ると、大あたりとなる。
 他の「新幹線ゲーム」を真似たゲームとは違い、 オリジナルのアイディアを盛り込んだアレンジがなされているところは高く評価できるゲームである。

ゲーム盤面

 ゲーム盤面は、このゲームの最大の特徴である二重構造になっている。 コースのレイアウトも良く、二重構造のアイディアが生かされている。 ただ、難易度は易しすぎるのではないかと思う。
 また、「新幹線ゲーム」タイプのゲームの悩みの種である、コース途中の10円詰まりの除去が、 二重構造であるがゆえに、更に大変になっている。

レイアウト

 コースレイアウトの難易度は易しく、普通にプレイすればほとんどが、 最後の「神戸インター」まで行く事ができると思う。
 裏面の最初の「東名入口」では、行き先にアウト穴は無い。 また「名神入口」では、行き先の真ん中がアウト穴行きとなっている。
 表面の「静岡インター」は特に問題ないが、「名古屋インター」は若干難しくなっている。 そして「京都インター」では「大あたりコース」を通すと、 最後の「神戸インター」でゴールした時に大あたりとなる。 「大あたりコース」を通ってなくても、ゴールに入れば、あたりとなる。
 投入した10円は、写真右下の「東名入口」に出てきて、ゲームスタートとなる。
 最後のゴール周囲のバーの高さは調整できるようになっている。

コインセレクター

 コインセレクターは、このゲーム専用のタイプ。 内部ではコインのサイズにより、10円より小さいものはキャンセルする機構になっている。
 このコインセレクターは板金と筐体の間に、アクリル板が挟まっている。 これは、10円より大きなメダルなどを、無理矢理入れられた時に、板金に強度を持たせるための変更と思われる。

レバー

 レバーは当然金属製なのであるが、矢印が描かれている物が紙製なのはいかがなものかと思う。 写真でも分かると思うが、印刷が滲んでしまっている。
 プラスティック製にすれば、多少使い込まれても、耐久性に問題は無いはず。 コストは、かけるところにはかけた方が、長い目で見れば良い結果になると思う。

賞品券払い出し口

 賞品券は本来、プラスティックの券を払い出すのだが、この機体は紙製のチケットを払い出すタイプ。
 この型はあたり券をプラスティック券かチケットのどちらかを選べるようである。

インストラクション

 このインストラクションは紙に印刷したものにクリアーシートを貼り付けたもの。 写真の機体は、紙に水が染み込んで、インクが滲んでしまっている。

台脚

 台脚はスチールパイプ製のキャスター付きで、動かすのに非常に便利である。 キャスターが付いていると、子供に揺すられたりする可能性も高くなる。 無理に揺すられて、ゲーム機を倒されて怪我でもされたら、目も当てられない。 便利な反面、きちんと管理もしなければならないだろう。

裏側

 この型は裏側にお金を回収するための鍵の付いた扉が付いている。

製品プレート

 この種のゲームで消費電力が67Wは多い方である。 消費電力のうち半分は、照明用のバックライトとして入れられている蛍光灯の消費電力であろう。

    ● 展示場 に戻る(ひとつ戻る)
● トップページに戻る
(C) 駄菓子屋ゲーム博物館 2007