キャッチボール


ゲーム名称キャッチボール
製造年平成10年 (1998年)
使用電源AC100V 50/60Hz
コインセレクター(10円)自社製

キャッチボール

 このゲームも「新幹線ゲーム」を真似たゲームのうちの一つ。 「カーレース」と並んで、現在でも駄菓子屋やおもちゃ屋の店頭で良く見るゲームである。 現存数が多いので、駄菓子屋ゲームの中でも新しい部類になると思うのだが、 盤面のイラストはレトロ調である。
 ゲーム内容はゲーム機上部から投入した10円硬貨を、 アウト穴に落とさない様にレバーで弾いて、盤面左下のホームインを目指す。
 「キャッチボール」という名前の由来は、 左右に10円が行ったり来たりする事から付けられたのであろうか?

レイアウト

 レイアウトはさとみ製のグランプリに非常に酷似している。 酷似というよりは、盤面を作る型が一緒なのではと思うくらい、同じなのである。 2つのゲームの盤面のレイアウト写真を横に並べて見比べてみて欲しい。 全く同じレイアウトである事に驚かされる。
 この機体は、Bから弾いた10円が、左端のアウト穴に落ち難くなるように、 穴の右上にネジが打ち込まれて、ゲーム難易度が易しくなっている。
 さらに最後の「ホームイン」の左側のバーも延長されて、入り易くなっている。

コインセレクター

 10円より大きな硬貨は入らない機構になっている。 現在となっては、かなり原始的な作りである。

コインキャンセル穴

 10円より小さい硬貨は、この穴に落ちてしまう単純な機構。 写真の機体には無いが、本来は穴と平行して薄い銅板が付いていて、 小さい硬貨を穴へ押し出す役割を果たしている。
 硬貨の大きさだけで、真贋を判断しているため、少し細工をしてしまうと、 10円以外の硬貨も通ってしまう。

レバー

 ステンレス製のレバーはほとんど錆びていない。 矢印の書いてある板は、プラスティック板に印刷したもの。 レバーは一番触れられる個所で乱暴に扱われがちであるが、耐久性はこれでも十分ある。

賞品券払い出し口

 「ホームイン」に10円を通すと、ここから賞品券が出てくる。 この大きさであれば、子供が手を突っ込んでイタズラする事も無いであろう。

インストラクション

 インストラクションは、アクリル板の裏側に印刷して、取り付けてあるために、 奇麗な状態で残っている。

台脚

 台脚はスチールパイプを組んだもので、キャスターが付いている。 デパート屋上のゲームコーナーではゲーム機は据え置きのまま使われているが、 駄菓子屋の店頭では、閉店時に店内にしまう場合があるので、 キャスターが付いていると、ゲーム機の出し入れの時に便利である。

裏側

 筐体の裏側からは、電源コンセントが出ている。

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(C) 駄菓子屋ゲーム博物館 2003