マリオルーレット


ゲーム名称マリオルーレット (MARIO ROULETTE)
メーカーコナミ 株式会社
製造年平成3年 (1991年)
本体寸法幅:450mm、奥行:530mm、高さ:1285mm
重量40kg
使用電源AC100V 50/60Hz
消費電力80W
メダル容量ゲームメダル1200枚
金庫容量10円硬貨1000枚、100円硬貨1000枚
コインセレクター(10円・100円)旭精工製 730−A/BW
コインセレクター(メダル)旭精工製 730−A/B
メダルホッパー旭精工製 CAH−1
照光式押しボタン三和電子製OBSA−45M(赤色)、電球:12V 3Wウェッジ球
モニターTOSHIBA製 14インチカラーモニター ブラックストライプ
価格320,000円 (定価)

マリオルーレット

 このゲームは近代ゲーム機であるがゆえに駄菓子屋ゲームというよりは、SC向けゲームの色合いが濃い。 しかし、近代のゲーム機としては王道の構成であるモニター付きメダルゲームであるので、 参考資料としての価値は十分あると思う。
 ゲームの内容は、子供から大人まで、誰もが知っている国民的ゲームキャラクター「スーパーマリオ」を ゲームキャラクターに使ったルーレットゲーム。 ボタンを押して回転するルーレットを止め、タテ、ヨコ、ナナメにキャラクターを揃えると、メダルが払い出されて、 またゲームをする事ができる。 モニターにはマリオやヨッシー、ピーチ姫、クッパ大王などマリオシリーズでお馴染みのキャラクターが出現し、 見ているだけでも楽しめるゲームである。

モニター

 14インチカラーモニター。 ゲーム画面、デモ画面、ゲームインストラクション画面と、画面が切り替わるため、 経年のわりに、モニターへの焼き付きが薄い。

コインセレクター

 10円・100円の方は旭精工の730−A/BW。メダルの方は同じく旭精工の730−A/B。 ゲームプレイ中はコインブロッカー(電磁石)により、コインが入らないようになる。

前部ドア裏

 この写真に見えている、コインセレクター、スピーカーを含め、 ほとんどの部品が圧着端子を使って接続されているので、 メンテナンス時、部品交換時などに手間取らない。
 また、ドアに貼られている黄色い貼り紙は、 ホッパーモーターの地域による電源周波数(50/60Hz)の設定方法の注意書きである。

ホッパー、カウンタ、各種スイッチ

 写真右側にあるのがホッパー。そのホッパーにくっついているメーターは、 上から10円、100円、メダルアウト、メダルインのカウンタ。 中央下に見えるスイッチには、ホッパースイッチ、テストスイッチ、サービススイッチ、 メインスイッチ、ドアスイッチがある。

後部

 後部ドアは主にメンテナンス時に開ける。 また、筐体移動時などには、電源ケーブルを内部に収める事ができる。

後部ドアオープン

 写真上部にモニターPCB、右側にゲーム基板があり、 メンテナンス、ディップスイッチ変更などは裏側から行なう。

後部からみた前部ドア

 投入された10円・100円は写真右側の金庫に落下し、 メダルは写真左側のホッパーに落下して循環する事になる。

ゲーム基板

 CPUはZ80互換製品であるSHARP−LH0080B、プログラムROMは512k、ワークRAMは64k。 グラフィックチップはカスタムLSI、グラフィックROMは256kが4つ、 グラフィックRAMは64kが2つという構成。 他にも音量ボリューム、ゲーム設定用のDIPスイッチが2つ実装されている。 電源が切られても、重要なデーターをセーブしておく、バッテリーバックアップ機能付き。

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(C) 駄菓子屋ゲーム博物館 2003