インターチェンジ


ゲーム名称インターチェンジ
製造年昭和53年 (1978年)
本体寸法幅:580mm、奥行:500mm、高さ:1450mm
重量32kg
使用電源AC100V 50/60Hz
消費電力10W
コインセレクター(10円)自社製

インターチェンジ

 見たとおり「新幹線ゲーム」タイプのゲームであるが、 このゲームの大きな特徴は、盤面が二重構造になっている点である。 二重構造の表面は10円を横方向に弾く構成で、裏面は縦方向に弾く構成になっている。
 ゲーム内容は、投入した10円硬貨を、 アウト穴に落とさない様にレバーで弾いて、ゴールを目指す。 途中の大あたりコースを通ってゴールに入ると、大あたりとなる。
 他の「新幹線ゲーム」を真似たゲームとは違い、 オリジナルのアイディアを盛り込んだアレンジがなされているところは高く評価できるゲームである。

ゲーム盤面

 ゲーム盤面は、このゲームの最大の特徴である二重構造になっている。 コースのレイアウトも良く、二重構造のアイディアが生かされている。 ただ、難易度は易しすぎるのではないかと思う。
 また、「新幹線ゲーム」タイプのゲームの悩みの種である、コース途中の10円詰まりの除去が、 二重構造であるがゆえに、更に大変になっている。

レイアウト

 コースレイアウトの難易度は易しく、普通にプレイすればほとんどが、 最後の「神戸インター」まで行く事ができると思う。
 裏面の最初の「東名入口」では、行き先にアウト穴は無い。 また「名神入口」では、行き先の真ん中がアウト穴行きとなっている。
 表面の「静岡インター」は特に問題ないが、「名古屋インター」は若干難しくなっている。 そして「京都インター」では「大あたりコース」を通すと、 最後の「神戸インター」でゴールした時に大あたりとなる。 「大あたりコース」を通ってなくても、ゴールに入れば、あたりとなる。
 投入した10円は、写真右下の「東名入口」に出てきて、ゲームスタートとなる。
 最後のゴール周囲のバーの高さは調整できるようになっている。

コインセレクター

 コインセレクターは、このゲーム専用のタイプ。 内部ではコインのサイズにより、10円より小さいものはキャンセルする機構になっている。

レバー

 レバーは金属製で、鉄にメッキをしたものと思われる。
矢印が描かれている物は、アクリル製である。

賞品券払い出し口

 賞品券は「大あたり」または「あたり」のプラスティックの券を払い出すタイプ。

インストラクション

 クリアーのアクリル板に印刷したもので、経年のわりに奇麗に残っている。

台脚

 台脚はスチールパイプ製の高さ調節ビス付きで、 地盤に多少傾きがあっても調節できるので非常に便利である。

    ● 展示場 に戻る(ひとつ戻る)
● トップページに戻る
(C) 駄菓子屋ゲーム博物館 2003